スピリチュアル業界で話題のフランス映画が待望のDVD化
理想郷と言える惑星の住人から見た地球の姿とは？
 
 
 
◎現代社会の矛盾をユーモラスに描いた、監督にして主演の
　コリーヌ・セロー氏から地球人に贈るメッセージ
 
セザール賞3部門受賞の『赤ちゃんに乾杯！』
（アメリカでは『スリーメン＆ベビー』としてリメイク）
をはじめ、多くの名作を生み出してきた
フランス映画界の巨匠コリーヌ・セロー氏。
 
20年以上前に公開され、当時は「公開禁止」にもなるなど
賛否両論を巻き起こした話題作が、
近年日本国内のスピリチュアル界で注目を集めていたこともあり、
このたび日本語字幕付きでDVD化されました。
 
コリーヌ・セロー氏が演じる主人公ミラは、
とある緑豊かな美しい星の住人。
この星では貨幣制度もなければ争いごともなく、
自分が得意なものをまわりに分け与えて、
皆が平等に愛と調和にあふれた生活を送っています。
 
菜食で薬品などとは一切無縁な食生活。
日頃時間に追われ、多くのしがらみの中で生きる私たちと違い、
自然と共存しながらストレスなくのびのびと
生きることができるこの星では、
人々はテレパシーに通ずる能力を持ち、
200歳まで人生をまっとうすることができます。
このような星の住人からみれば、
地球とは、戦争など争いが絶えず、
化学物質などに汚染された危険な星にすぎません。
 
そんな中、他の星への派遣制度により
ミラは地球を訪れることになりました。
実はミラは200年前に地球へ派遣された父と
地球人である母の間にできた子供でした。
 
そんな自らの故郷でもある地球と地球人は
ミラの目にはどのように映ったのでしょうか？
ミラは時には出会った地球人に対し
「接続解除」＝本来あるべき自分へと覚醒するためのスイッチ
を入れ、次々と人々を覚醒させていきます。
 
そして、多くの地球人を巻き込みながら
物語は進んでいきます。
 
社会からの抑圧、競争社会での混乱……。
そこにはセロー氏が今の生きにくい地球に対しての
痛烈なメッセージが隠されているのですが、
それを、ユーモラスを交えながら
コメディタッチで描いているので、笑いあり、風刺ありの、
たいへん見ごたえのある作品に仕上げています。
 
地球が置かれている状況や、
何が人間にとって幸福であるのかを見つめ直し、
楽しく自分らしい人生を歩むためのヒントとして
この映画をぜひ鑑賞することをオススメします。
 
 
DVD『美しき緑の星』 日本語字幕版
●本編93分
●1996年フランス映画
●監督・脚本・音楽・主演：コリーヌ・セロー
●字幕翻訳：広本正都子
●レンタル禁止、複製不能